ELM327の最近のブログ記事
シフトLEDと警告灯センサーの回路です。
電源コントローラです。
車載機器の電源は細々とした制御が必要になります。
この電源コントローラの機能は、こんなふうです。
2種類の電圧出力
クルマの電源は12Vバッテリーですが、停止中は13Vから13.5Vほどで走行中は14Vから15Vぐらいの電圧になります。
この電源からマイコンやセンサーを動作させるための5Vと、Android端末を動作させるための3.7Vを出力します。
・3.7Vライン
Android端末の電源はUSB端子で供給するので通常5Vですが、今回はUSB端子を通信用に使用するので使えません。
そこで、うまく動作するのかわかりませんがクルマのバッテリーをそのまま端末のバッテリーにしてしまおうと、端末で使われているリチウムイオンバッテリーと同じ3.7Vに降圧した電源を直につなぐ計画です。
・5Vライン
こちらは、マイコンやLEDの点灯用なので容量はさほど必要ではありません。
キー連動
5Vラインの方は、クルマのキーに連動してON/OFFになります。単純な連動だと電源の電圧変動に弱いので、タイマーでアクセサリー電源の電圧を監視しています。
電圧が低下して2秒間後に、パイロットLEDを点滅させ、10秒後に供給を止めるようになっています。
電圧監視
Android端末は起動に時間がかかるので、常時起動のままにする予定です。
でもそれでクルマのバッテリーが上がってしまっては不味いので、バッテリー電圧を監視しています。
13.5Vを下回るとLEDがゆっくり点滅して、電圧低下信号を端末に送ります。
13.0Vを下回るとLEDが早く点滅して、10秒後にすべての電力供給を停止します。
回路図です。
端末の消費電力いかほどかわかりませんが、大きい画面サイズの機種ではパソコンのUSBからでは充電できないので、200mA以上は流れるようです。市販のUSB電源アダプターでは、iPad対応の大出力をうたう製品で1Aほどで多くは500mA程度のようです。12V電源から3.7Vを4Wで出力すると、3端子レギュレータでは損失がばかになりませんので、5Vへの降圧にはスイッチングレギュレータを使っています。
電圧の監視とON/OFF制御にはPIC16F88を使用し、A/Dコンバータで電圧を測定してリレーを制御しています。
5Vから3.7Vに降圧するレギュレータPQ20RX11にもスイッチ機能があるので、3.7Vラインのリレーは不要だったのですが、機械的にカチッ!と音がする方が好きなので。
基板部品面
レギュレータの放熱器が大きすぎてケースに入りませんでした。今はケースにICをねじ止めしてケースから放熱するように変更してあります。
基板配線面
まだまだ下手ですが、だいぶ配線ができるようになってきました(笑)
左から、電源入力、3.7V出力、5V+電圧低下信号出力です。
トップ写真の前面は、左が強制電源ONスイッチ、右が主電源スイッチ、中央がパイロットLEDです。
PIC16F88のプログラムはこちら (power.asm)
車載PC Playerの制作も途中ですが、こんどはクルマのメーターパネルを作ってみることにしました。
きっかけは、ELM327 Bluetoothアダプタを買ってみたことで、これを使って遊んでみようという単純なお話です。
クルマ系の話題なのでみんカラの方に少し前から書いていましたが、だんだん工作面が強くなってきたのでこちらで書くことにしました。
これをクルマのOBD2ポートに接続すると、Bluetooth経由で主要なデータを取得することができます。
例えば、エンジン回転数、冷却水温度、走行速度、などなど。
オリジナルアプリでELM327から受信したデータを表示します。
現在の進捗は、Androidアプリの作成がほぼ完成して、周辺機器と格闘しているところです。