「そんなに木工が好きなら家のテーブル作って」と頼まれて作ることに。
製作するテーブルは、麻雀卓の横においてお茶やお菓子をのせるための小さ目のものが2台と、近所の人に「組み立てキットで」と頼まれた円形テーブルが1台です。
麻雀用は、600(W) x 400(D) x 600(H) で、点棒を置くための棚を持つ2段のテーブルです。素材は、パープルハートとハードメープルがメインで、天板はハードメープルのツキ板を貼ったランバーコアにしました。
円形テーブルのキットは、600(D) x 400(H)の座卓サイズで、同じくハードメープルのツキ板を貼ったランバーコアを天板に、市販のネジ止め式の脚です。
フレームの構造
材料が限られていることもありますが、2段目の板が補強となるので、幕板の部分は比較的細くしました。
脚の接続部分
一応、アリ溝加工で組んでいます。
「足物だから」と部材の加工でサボって精度を出さなかったおかげで、全部の接合部分の大きさが異なってしまい、大変な苦労をする羽目に。結局、最後まできちんと組めませんでした。最初の加工をサボってはいけません。
ホゾ組み部分
2段目の板を支える貫は、ホゾ組みで脚に接続します。
ホゾ組み加工は初めてでしたので、最初は上手くいかず、すき間が空いてしまいました。当然強度もあまりありませんが、小さなテーブルなので大丈夫でしょう。
最初は、和式の四角いホゾを作ってみましたが、ドリルとノミだけではあまりにも大変なので、後は丸型になってしまいました。しかもすき間がいています。
最後のほうに加工した部分は、綺麗にしっかり出来るようになりました。
天板取り付け部
幕板に溝をほってあり、L字型の部品で天板と固定します。
溝は、上辺から1/2インチの位置に、1/4インチの幅、深さで 掘ってあります。
天板取り付け用の部品
本体と同じくハードメープルで作っています。テーブル2台分で16個必要です。
天板の取り付け
L型の部品は、溝の位置よりも少しだけ低く作ってあり、ネジで締めて天板を強く固定することができます。
天板
パープルハート、ハードメープルで枠組みを作り、中央にツキ板を貼ったランバーコアを差し込んであります。
角の接続は非常に難しく、2台とも1箇所にすき間が開いてしまいました。
うーん。ずれてる。
天板に描いた苺のリース。
トールペイントで描き、シュラックで仕上げてあります。テーブルの他の部分はオイル仕上げなので、シュラックの艶と馴染むか心配でしたが、いい感じになってよかったです。
この部分の加工は、絵を書いた後で枠にはめ込むため神経を使いました。
(2005/12 - 2006/2)